デパ地下

新宿伊勢丹のデパ地下に行って来ました。


すげぇよ!!デパ地下


おばちゃんの接客に惚れた。


ITを制すれば、世の中を制するんではないかとか、
ITさえ出来れば大丈夫みたいなアホな考えは吹っ飛ぶよ。



おばちゃん「おいしい茶ですよーどうぞー」


僕「へぇ〜」と試飲


おばちゃん「おいしいでしょ!? これが650円、こっちが1300円」


おばちゃん「650円のほうは売り切れだけど、1300円のならあるよー」


僕「安いのがいいなぁ」


おばちゃん「これもおいしいからね!ね!ね!ね!」


おばちゃん「買うよね!?」(顔は満面の笑み)


おばちゃん「ね!?」(ちょっと強引・・・)


僕「はぁ・・・・」(やばい押し倒される!?)


僕「キープってことで、また来ます〜」(ちょっと圧倒された)


おばちゃん「また来てね〜」(最後も満面の笑み)


通常、接客には4つの段階があって、


1.アテンション
  客をひきつける
2.ヒアリング
  ニーズを探る
3.アプローチ
  訴求(プレゼン)する
4.クロージング
  最後に押す!


って行くんですが、デパ地下の強者たちは、1の後、いきなり4に来る。
電気屋ではあり得ないけど、これも商売なんだなぁと思う。


100店舗以上あるデパ地下で、1店舗のの広さなんて1,2坪。


1店舗が横に2坪(約3.6m)だとして、
人がゆっくり歩く(時速2キロ)と
通り過ぎる時間は、


1時間:2km = x:3.6m


単位をそろえることを忘れずに・・・


x=約6.5秒


食べ物は、匂いと見た目がアプローチになっているから、


6.5秒での接客をするには、


1.アテンション!
2.クロージング!


ってのが、最適解かもしれない。


アテンションの方法は、大きく分けて3つ


・食す
「試食してみてくださーい!」
・香る
「・・・・」(あまーい匂い)
・限定
「本日300個限定のコロッケです!!!」



※シュミレーション


おばちゃん「本日限定品を試食して!」(2秒)


僕「あ、おいしい」(2秒)


おばちゃん「おいしいでしょ!」(0.5秒)


おばちゃん「買うでしょ!!」(0.5秒)


おばちゃん「ね!ね!ね!」(0.5秒 × 3)








無論、たくさん買ってしまった・・・。