Flexから見たAjax

最近、Ajaxの記事がやたら多い。Flexより多い(苦笑)。Ajaxがどんなものかは他の方のBlogに譲るとして、RIAを作る上でFlexAjaxどちらかを選ばないといけないのか?現時点ではFlexだと思う。Ajaxのアプローチである、非同期通信はFlex及びFlashの得意とする領域だ。FlexにはRemoteObjectという非同期サーバ通信のコンポーネントが入っている。Javaオブジェクトとのマッピングも可能。Ajaxアーキテクチャであって製品ではない。実開発を考えた場合、Flexが提供する標準コンポーネントの数はすばらしい。どんなユーザ要求にも、ほぼ標準コンポーネントのみで答えられる。一方、Ajaxはユーザ要求を実現するには、現時点で0から作る必要があるので工数が掛かりすぎる(おそらく時間が解決するが)。しかし、Ajaxは動作が非常に軽い(初期ロードはFlexと同じくらい)。今後、Flexの動作がより高速化しないとRIAのエリアを奪われてしまうかもしれない。
今後の予測であるが、どちらのRIAのアプローチも標準のフレームワークがない。大規模な開発になると必ず型にはめた開発手法が必要になってくる。デベロッパ全員がアーキテクトではないから・・。AjaxFlexに勝つとしたら、チャート、データグリッド、バリデータ、国際化、画面遷移、ワークフローなどのコンポーネントが無償で提供されて、標準となるフレームワークが出てくる必要があると思う。FlexフレームワークCairngormがあるが、まだデファクトではない。

ネタはJesseの記事から
http://www.adaptivepath.com/publications/essays/archives/000385.php