丸井のバーゲン in 池袋

ちょっと前ですが、誘われて行ってきました。サンシャイン60特設会場。


人。人。人。人。人。人。人。人。人。人。人。人。人。人。


あまりの若者の多さに、思わず求人活動を始めたくなりました。


入場するには招待ハガキが必要で、当然購入するときにも必要です。
なぜ、入場制限するか?考えてみた。


丸井はブランド店が多く出ている。商品は、雑誌やテレビの広告マーケをもとに口コミで広がる。
ターゲットはF1層(20歳〜35歳の女性)だ。そして、F1層に絞って招待状を出す。


もし、入場制限が無かったら、サンシャイン60に別件で遊びに来た客(ナンジャタウンとか水族館とか)や買う気の無い客や年齢層(家族連れ、見物人)が押し寄せて、混雑だけして買う気が失せる。


確実に購入する客を集めて、通常安売りをしないブランドを安く販売する。
後日、学校や職場に来て行って、口コミで広げる。
友人は口コミによって、後日渋谷あたりで定価で購入する。


じゃぁ、バーゲンに出店しているブランドは儲からないのか?
答えはノーだと思う。ちゃんと儲かるハズ。


10000円の服を考えた場合、服の原価(原材料と加工費)は2000円程度だと思う。
そうすると、8000円は何処からくる?全部利益?


いえいえ、販売管理・在庫の維持管理費が必要です。


仮に通常の管理費が3000円だとして、バーゲン時に2000円だとします。


さて、


・通常時
10000円の服を定価で、2000円の原価と、3000円の管理費を差し引くと、
店舗の利益は5000円になります。


・バーゲン時
10000円の服を50%OFFにして、2000円の原価と、2000円の管理費を差し引くと、
店舗の利益は1000円になります。
でも、バーゲンということで販売数が5倍なら、店舗の利益は5000円です。


とんとん。



さらに、バーゲンを11月頭にやるっていう戦略はスゴイ。


季節外れの夏物商品をバーゲンするのではなく、
これから着る旬の冬物を並べてくる。
バーゲンで買った服は、口コミで広がり、


A(女)「そろそろ、私も今年のコート欲しいなぁ」
B(女)「その服、どこで買ったの?」


みたいな、流れで店舗に足を運んでしまう。
さらに、店頭には、冬の新作を並べて購買意欲を掻き立てる。
マーケティングだ・・・・。


さらにさらに、
有名人とコラボしているだけで、


C(男)「サマンサタバサの服ってかわいいんじゃない?」
D(女)「うん、素敵! 雑誌で特集していたよ。よく知っているね〜」


みたいに、彼女へのクリスマスプレゼントで探りを入れる野郎どもが増えることは必至。


ここで一句。



「初時雨
  20年後に
   地下潜る」


解説:
季語は時雨で11月です。
この会場にいる女性客は、
20年後には、丸井のバーゲン会場から、
小田急のデパ地下に戦場を移すんだろうなぁと、
窓に映る冷たそうな雨と、反射して映る女性客に哀愁を感じる
今日この頃を詠いました。



さらに一句。


「青写真
  カカクコムと
   2ちゃんねる


解説:
季語は青写真で11月です。
彼女へのプレゼントについて、
カカクコムと2ちゃんねるを使って調べ、
妄想にふける秋の空を表して詠いました。



おっと、ボケーっとしながら、
特設コーナーに群がる人の頭数を数えていたら、
連れが袋に服たくさん入れて帰ってきた。


それでは。また。