小さな会社

先週末、お酒の席で顧客の取締役にこんなことを言われました。
「社員の人数が増えると、技術力落ちるから気をつけなよー」
一瞬、グサッと突き刺さるお言葉でした。確かに、今まで2人で動いているときはアーキテクトとして何でも知っていることがウリ(のように見せかけてた)でしたが、今は総合力みたいな売り方をしています。(実際のところ、総合力はまだありませんが・・・)これから人数が増えてくると、技術力が落ちてきて、そこらじゅうにある派遣中心で時間単価の小さなシステム開発企業と同じになってしまうんではないか。でも心配はしていません。私の会社は技術力だけをウリにしません。顧客が喜ぶサービスをITで提供する会社になりたい。そのために日本で一番ITを知っている会社になりたい。IT技術ありきではなくて、サービスありきで動きたい。また、顧客だけでなく、自社の社員に対してもサービスを提供したい。Employee Valueという言葉がある。その会社で働く価値をどれだけ見出せるか。他の会社でも同じことができるなら、ウチにいる意味がない。ウチの会社に入ることによって、社員それぞれの自己実現の手助けをしたい。ITというツールを選択して、顧客満足と社員の自己実現の場を提供する会社になれたらいいな。